[あいうえお]
妊活サポート
この[あいうえお]は、私が患者さんに進めて、みなさんが日常で実践して良い結果につながったのを分かりやすくまとめたものですが、ここで大事なのは、このあいうえおは赤ちゃん目線からのものということです。
「十人十色」の言葉のように、皆さんが置かれている不妊治療の状況や体調などは、それぞれ違うと思います。しかし、私は赤ちゃんが喜ぶお母さんの体はあまり変わらないことに、長年不妊鍼灸に関わって感じました。
一日も早く赤ちゃんに会いたい気持ちは当然のことですが、そのためにあれもこれもと頑張りすぎて、心身ともに疲れるより、来てくれる赤ちゃんが喜ぶように、準備をする気持ちの方がより楽しく続けられると思います。
そのために私も皆さんそれぞれにあった鍼灸施術とご相談で、サポートしたいと思います。
愛(Love)
英語の I (私)
「あい」は、愛(Love)、または英語の I(私)のことです。不妊治療の不安や心配、ストレスを一人で抱えないで、一緒にお話して、前向きに、笑顔になりましょう。
以前患者さんから聞いた話しがあります。その方の出産祝で親しい友達が集まっていろんなお話をしているうち、その方が不妊治療をしたことをはじめて打ち明けたそうです。そうしたら、その中の一人の友達が、実は私も不妊治療したと言ったようです。
今、不妊治療について社会の認識が変わってきていますが、それを両方のご両親、職場、知人など周りに気軽に話せるかどうかは、私の患者さんの例のようにまた別の話しです。
私は鍼灸師として、一番の目標は皆さんの不妊治療をサポートすることですので、お気軽に話してください。
これは[あい]についての私の話してすが、私にはもう一つの人生の目標があります。それは全ての人が幸せであることです。(その全ての人には、もちろん私もいます) そのために、一人一人の患者さんが笑顔なれるように、鍼灸を通じてサポートしたいと思っています。
笑顔の輪が一人から一人へ広がって、全ての人が幸せになるのが、私が鍼灸を通じて目指す目標です。
運動の「う」
「う」は、運動の[う]です。
自分にあった楽しく続けられる運動をすることで、血流がよくなり、よい卵を育てられます。
以前出産した患者さんから、育児をするのに体力が本当に大事でしたと、言われたことがあります。
運動は採卵に向けても必要ですが、出産時、産後の回復、育児に必要な体力をつけることにつながります。
私が皆さんによく進めているのは、[さっさか歩き]と[ゆっくり歩き]を繰り返す、インターバル速歩です。
運動の効果も高く、いつでもどこでもお気軽にできるので、試してみてください。
栄養の「え」
「え」は、栄養の[え]です。[あなたはあなたが食べたものでできている]という言葉があります。それは、あなたが食べたもので、あなたの卵ができていると言えます。
私は鍼灸師になる前から、食べ物についていろいろ試してベジタリアンになった時があります。一切動物性のものは取らない、砂糖などもほぼ取らない生活を何年も送りました。
そうして試した結果、タンパク質は主に卵から取るようになりました。(時々肉や魚も食べます)
またできれば添加物が少ないものを選び、砂糖も使いますが、キビ砂糖やオリゴ糖を利用するようになりました。
私も経験しましたが、甘い物や刺激に慣れている食生活は変えることが難しいです。なので、ゆるく、気軽に、できることからやってみればよいと思います。食生活についても、お気軽にご相談ください。
温活 お灸の「お」
「お」は、温活とお灸の[お]です。体を温めることは血流をよくして、より卵を大きく育てることに繋がります。
私は全ての患者さんに、セルフケアーとしてお灸をすすめます。それはお灸の効果を身を持ってを体験したからです。
以前、私は手足の冷えがひどく、胃腸の調子があまりよくなかったです。小さな時から便秘がひどくトイレでよく泣きました。また胃の調子もよくなかったので、胃薬がないと不安でしたが、今は昔話みたいになっています。
そのきっかけになったのは、鍼灸師になる前オートバイに跳ねられた事故でした。その時、鍼灸治療とお灸を教えてもらい、お灸を一年間、一日も欠かさずやりました。気がついたら胃腸の調子がよくなっていました。もちろん冷えもよくなりました。
手指鍼では、手にお灸するので、ツボの位置がズレる心配なく、安心して、安全に、手軽にできます。
妊活カッピング療法
妊活カッピング療法のメリット
妊活カッピング療法の一番大きなメリットは、[血行を促進させる]ことです。
妊活といえば温活をイメージするほど、なぜ妊活において温活は大事なのでしょうか?
それは、温活は体を温め、冷えを改善する、つまり血行をよくすることだからです。血行がよいことは、例えるなら道路の車がスムーズに走っている状態です。
しかし血行が悪いと、車が渋滞にはまり、人やものも動けなくなるように、体の血流が悪くなると、子宮や卵巣に新鮮な血液やホルモンがスムーズに送られにくくなるのです。
血行をよくすることは、卵巣や子宮への血流量が増え、質の良い卵子が育ち、子宮内膜も分厚くなり、赤ちゃんを育てるための準備に繋がります。
当院の妊活カッピング療法は、一人ひとりにあった施術部位を選び、施術方法も調整しています。手指鍼で身体の内側、妊活カッピング療法で身体の外側を同時にアプローチすることで、より高い相乗効果を出します。